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夢木香(株)社長中川氏へのインタビューに続く第二弾は、Art
Web House(株)の砂川氏(エグゼクティブコンサルタント)と見上氏(プロデューサー)へのインタビューです。
デザイナーズハウスは、ログハウスとともにバブル崩壊以降に新たに日本人の家としての普及した住宅スタイルです。
確かに、建築の歴史を振り返れば、建築家によって設計された名作の住宅がいくつもあります。
しかし、それらの住宅は、おおよそ一般の人々が住む家とはかけ離れた実験住宅か、一部の資産家のための豪邸でした。そして、一般の家の生産は、大手住宅メーカーや大工たちが担っていました。
ところが、1995年頃をさかいにして、建築家によって設計された家が、「デザイナーズハウス」と呼ばれ、一般の住宅産業のなかに浸透しはじめました。
例えば、以前は建築家の業界紙でしか採りあげられなかった建築家のデザインの住宅が、現在では「カーサブルータス」や「男の隠れ家」などの一般誌で頻繁に採りあげられるようになった他、建築家と施主とを繋いでいこうとする会社や組織が登場し始めています。
そして、今後、このスタイルの住宅は、住宅産業の勢力分布図を書き換えていく可能性があります。
Art Web House(株)は、そんなデザイナーズハウスをもっとも洗練された形でビジネス展開している会社です。
現在、デザイナーズハウスの生産方式には、ネット系のものや紹介系のものなど、様々な組織がありますが、Art
Web House(株)ほど建築家の商品化に成功している会社はありません。
そもそも、デザイナーズハウスの需要を増やしている背景には、バブルの崩壊によって大企業に対する信頼の失墜と、それに代わって生成した個人の署名への幻想があると考えています。
この前提に立てば、ファッションブランドとユニクロとで求められるものが違うように、デザイナーズハウスには、ローコスト化でも量産化でもなく、ブランド化こそが求められるはずです。
ところが、デザイナーズハウスを手掛けるほとんどの組織は、この点に全く無関心です。
ともすれば、いくつもの設計案を無料で集めるコンペが開催されるなど、ブランド化とは対極といえる”設計の叩き売り”すら行われています。
そのような現状の中で、Art Web House(株)は、青山というファション・イメージの高い場所に建築家とその作品を紹介するためのギャラリーを構え、著名な建築家を集めた建築家委員会を設けることで、徹底的に建築家のデザインのブランド化に拘ったビジネスを展開しています。
このインタビューでは、そんなArt Web House(株)の活動の一部を紹介できればと思っています。 |